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生産性と創造性の発展にDXは不可欠。オイシックス・ラ・大地が”DX改革プロジェクト”で目指す未来

生産性と創造性の発展にDXは不可欠。オイシックス・ラ・大地が”DX改革プロジェクト”で目指す未来

2021.01.15

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デジタル技術による業務やビジネスの変革を意味する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が、これからの企業成長には欠かせないと言われています。

経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」では、多くの日本企業が使用するシステム基盤が、長年にわたる機能追加などによって複雑化・ブラックボックス化し、ビジネスの拡張や、顧客体験の向上が進まないことに警鐘を鳴らしています。そんな状態を放置すれば、2025年以降に年間最大12兆円の経済損失が生じる可能性があるとさえ指摘されています。

DXにおいて「日本は世界から周回遅れ」と言われることもありますが、実際、BtoCのWebサービス市場にしても、BtoBのパッケージ型システム市場を見ても、先進的な海外企業が日本市場で存在感を高めている状態です。

これからの時代を築くために、DXは必要不可欠ーー。

Oisix ra daichiでは、2023年3月末までに、抜本的な顧客体験の刷新を目指す「DX改革プロジェクト」が現在進行中です。

このプロジェクトの指揮をとるのは、Oisix ra daichiのCOO(Chief Operating Officer)星 健一さん。星さんは、2008年にアマゾンジャパンに入社し、2018年に退社するまで、複数の事業を推進しながら、急成長するアマゾンを現場でリードしてきました。元アマゾンジャパン経営会議メンバーでもある星さんが、Oisix ra daichiで実現を目指す「DX改革」とは何なのか。話を聞いてみました。

星 健一さん。Oisix ra daichi 執行役員 兼 COO 。
1989〜1995年まで旧ソ連にて勤務。中央アジアでODA、世界銀行などの経済協力、融資案件を担当。シベリアでは工場建設のプロジェクトリーダーとして活躍。その後、北朝鮮担当を経て、インド、シンガポール、フランス、ルーマニアと一貫して海外でキャリアを磨く。2005年に株式会社ミスミに入社し、タイ法人の社長を務める。2008年にアマゾンジャパンに入社。ディレクター、経営会議メンバーとして、ハードライン事業本部、セラーサービス事業本部、アマゾンビジネス事業本部の事業本部長を歴任し、創世期から成長期の経営層として活躍。2018年、アマゾンを退社、2019年、kenhoshi & Companyを設立し、代表を継続しながらオイシックス・ラ・大地にジョイン。著書に『amazonの絶対思考』。

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驚異的な成長には、システムの進化が必要

ーー はじめに、Oisix ra daichi社内で進められている「DX改革プロジェクト」の概要について、教えてください。

星さん:
Oisix ra daichiにおけるCX(Customer Experience)を更に向上させるために、様々な業務を見直し、仕組み化し、継続したビジネスの変化にタイムリーに対応できるよう、拡張性を持たせる必要があります。そのために、システム基盤やアプリケーションを刷新し、会社全体のパフォーマンスを向上させるプロジェクトです。2020年7月に立案し、2023年3月末までに完了させる予定です。

現在、Oisix ra daichiが使用しているシステム基盤も、長年にわたる機能追加などによって複雑化しており、新しいサービスをスピーディーに実行したくても、実装に時間と手間がかかってしまっています。また、AIなどの最新技術を活用すれば自動化できる作業も多く、生産性の向上が見込める余地が大きい。

これからの時代、ビジネスをスケールさせるには「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が絶対に不可欠です。現在は、各現場から課題をヒアリングし、要件を定義し、これから実行フェーズに移っていく段階です。

星さん:
私は、2020年2月に、COO(Chief Operating Officer)として、Oisix ra daichiにジョインしましたが、髙島さん(Oisix ra daichi社長)たちが私に期待することは、「生産性改革とDX」を推進することに尽きると思います。

『Oisix』『らでぃっしゅぼーや』『大地を守る会』の3ブランドがひとつの会社になり、それぞれの強みを発揮させる環境が整いました。これから、幅広い食の領域の課題にアプローチし、お客様に最高のサービスを提供し続け、結果として年間売上数千億円に事業拡大するためには、オペレーションもその拡大を支えられるように進化しないといけません。

私は前職のアマゾンジャパンで、在職したわずか10年で数千億の年間売上が数兆円を超える規模にまで拡大する驚異的な成長を、経営層としてリードし現場で見てきました。その際の経験から、ビジネスのスケールにはシステムによる自動化や効率化が欠かせないことを知っています。そこで得た学びを、Oisix ra daichiの生産性改革にも役立たせたいと考えています。

ビジネスのスケーラビリティーは”仕組み”から

ーー 星さんは、「ビジネスのスケーラビリティーは”仕組み”から」と、よく話をしていますが、この仕組みづくりをOisix ra daichiで挑戦するということですよね。

星さん:
そうですね。人間がどんなに頑張っても限界はあるし、ミスをなくすことは不可能です。したがって、仕組み化が可能と認められた作業は、できるだけ細部に至るまでシステムに置き換え、自動化します。

システム化というと、一見すると無機質に聞こえるかもしれません。ただ、発想を飛躍させて、新たな顧客サービスを考るなど、システムやAIには難しく人間にしかできない仕事は沢山あります。そして、これらクリエイティビティが求められる仕事が、新しい付加価値を生み出します。

仕組み化により、目先の仕事での忙しさを緩和し、考える時間を増やし、新しいアイデアを生み出す。このサイクルが、事業を飛躍的に成長させるうえで重要です。

星さん:
また、今回のプロジェクトでは、データ分析基盤を整備し、誰でも簡単にデータを活用できる環境にしたいと考えています。最新データが自動的にレポートされるダッシュボードを整えたり、欲しいデータはスピーディーに出力されるようなイメージです。

これまで、「こんなデータが欲しい」と思っても、データ収集に時間がかかったり、場合によってはデータが出せないこともありました。それは、システムアーキテクチャの構造上の問題によるものです。これは、大きな機会損失を生んでいると思います。

データ分析をすることで、お客様の体験を改善する気づきや、新しいサービスのヒントを得ることができます。そして、組織自体も、社内の誰もがデータでビジネスを語れるようになり、事業を成長させていくための議論が活発になるはずです。

多様化する需要に、柔軟に素早く応えていく

ーー 「DX改革プロジェクト」によって、Oisix ra daichiが提供する顧客体験も変わっていきそうですね。

星さん:
はい。このプロジェクトを進めるにあたり、これから実現したい顧客体験について、各事業部にヒアリングしました。すると、AIや機械学習を活用して、お客様それぞれに合わせた最適な売り場や商品の提案。また、5Gを活用して、動画レシピやLIVEコマースなどリッチな売り場体験を実現したいなど、事業部ごとに様々な展望がありました。

これらの新しいテクノロジーを活用したチャレンジを、スピーディーに実行できる環境づくりが、今回のプロジェクトの大きな目的の一つです。多様化するお客様の需要に対して、さらに柔軟に、素早く対応する会社になっていきたいと考えています。

また、私たちの商品を購入いただくお客様だけでなく、パートナーである生産者の方々の体験も向上させていきます。事務的な手間を減らしたり、Oisix ra daichiのメンバーとのコミュニケーションがスムーズになる仕組みを導入することで、生産により専念いただける環境を整えていきたいと考えています。

星さん:
それと、現在、Oisix ra daichiの食品宅配サービスの会員数は大きく伸びています。安心安全な食料品への需要の高まりや、家族構成の多様化の中での時短に対する需要拡大に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛など、様々な要因が考えられます。

その高まる需要に応えるために、2021年には、今の3倍の出荷量に対応できる物流拠点が海老名に新設される予定です。そうしたハードの強化に加え、テクノロジーによって、業務の効率化や需給調整の精度向上を行うことで、キャパシティを大幅に高めるだけでなく、ミスを最小限に抑え、安定したオペレーションを実現し、CXを向上することができます。

また、これまで注文が一時期に集まると、大量のトラフィックによる負荷でサーバーがダウンしてしまうケースもありました。クラウド化することで、こういう事態も防いでいけるはずです。様々な面から、お客様の顧客体験の向上を行なっていきたいと思います。

社会に役立つビジネスを生み出す会社として

ーー 現在、Oisix ra daichiでは、事業開発に挑戦するリーダーの採用に力を入れていますが、今回のプロジェクトは事業開発をしやすい土壌を整えているとも言えそうですね。

星さん:
そうですね。「これからの食卓、これからの畑」という経営理念のもと、食における社会課題の解決にビジネスでアプローチしているOisix ra daichiですが、私たちが挑戦すべき領域はまだまだ沢山あると感じています。

社内では、様々なメンバーから、様々な「やりたい」という声が集まっています。食の分野における課題解決にとどまらず、自分たちのコアスキルを活かしながら、他の分野における課題解決を目指す動きも活発化しています。

そういうメンバーの「やりたい」を一つでも多く実現させていくための環境整備という面も、今回のプロジェクトには含まれますね。社会課題の解決に貢献するビジネスを次々と生み出す会社というのが、Oisix ra daichiが目指したい姿です。

星さん:
また、Oisix ra daichiは、震災などの突然訪れる危機的状況の時こそ、社会の役に立つ存在であろうとしてきた会社です。新型コロナウイルスの感染拡大に際しても、医療従事者の方々に食品を無償支援するプラットフォーム『WeSupport』や、外出自粛や営業時間短縮要請などで影響を受ける飲食店を支援する『Oisix おうちレストラン』を立ち上げました。

私も、Oisix ra daichiに入社し、緊急時における経営判断のスピード感や、それを実行する現場メンバーの行動力の高さを目の当たりにし、驚きました。社会に役立つ会社を目指すという言葉に、嘘がないことをメンバーの一員になって、改めて感じています。

これからも予期せぬ出来事や災害は発生するはずです。緊急時に、より社会に価値を発揮できる企業になるためにも、今回のプロジェクトは重要になると考えています。

「ありがとう」と言われる新規事業に挑戦してほしい

ーー 最後に、Oisix ra daichiで事業開発に挑戦することに関心を持っている人へ、星さんからメッセージをお願いできますか?

星さん:
私がアマゾンジャパン時代に身につけ、今でも一貫して大切にしているのは「顧客中心主義」です。サービスのあるべき姿から、その実現を支えるオペレーション、社内の教育やカルチャー、意思決定プロセスまで、全てを顧客の立場になって考え抜く。この考えが私に深く刻み込まれています。

その上で、大切にしているポリシーは「ビジネスのスケーラビリティーは、”仕組み”から」という考えです。

アマゾン社内の用語で「Good intention doesn’t work, only mechanism works.」、 すなわち「頑張るだけじゃだめ、メカニズムだけがうまく事を動かす」という言葉がありますが、これは真実だと思います。

Oisix ra daichiはDXを推進し、仕組みを整え、より顧客に価値ある体験を届けられる会社に進化していきます。新しい価値を生み出すことに挑戦したい人には、やりがいを感じられる環境だと思います。

「食」という人間にとって一番重要な分野で、多くの人から「ありがとう」を言われる新規事業の開発に挑戦したい人と働けることを楽しみにしています!

執筆:井手桂司 編集:ORDig編集部 バナーデザイン:尾関真彩

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オイシックス・ラ・大地のDX推進、CX改善メンバーを募集しています!

2018年10月の経営統合から約2年。第二創業期を迎えたOisix ra daichiは、「食」の領域にはもちろん、「食 × 〇〇」で幅広い領域の社会課題の解決に向けて、ビジネスを創出していきたいと考えています。

そのためにも、必要不可欠なのが事業開発に挑戦する「仲間」です。

社会をより良くするために、誰もやったことのないビジネスに挑戦し、時には困難が降り掛かっても、その上り坂を楽しんでいける。そんなリーダーシップを発揮する仲間を私たちは必要としています。

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