オイシックス・ラ・大地の「挑戦」を深ぼる

お客さまに喜んでいただける売り場をどうつくるか。Oisixのサブスクリプション進化室の仕事とは

お客さまに喜んでいただける売り場をどうつくるか。Oisixのサブスクリプション進化室の仕事とは

有機野菜やミールキットなど、安心安全でおいしい食品を宅配するEC食品宅配サービス『Oisix』。OisixのECサイトやスマホアプリでは、4,600品以上の食品を常時取り扱っている他、毎週テーマが変わる特集の売り場を設けています。

この売り場づくりを支えているのが、​Oisix EC事業本部 サブスクリプション進化室です。お客さまの声や蓄積されたデータを参考にしながら、より魅力的な売り場や特集の企画を考え、他部門と連携しながら実行に移していきます。

どんなことを意識しながら、Oisixの売り場や特集の企画はつくられているのか。今回、オイシックス・ラ・大地で働きはじめてもうすぐ1年を迎える大野藍さんに、サブスクリプション進化室の仕事について聞いてみました。

億単位の売り上げの企画を、それぞれが担当

── はじめに、サブスクリプション進化室が所属する「Oisix EC事業本部」について教えてください。

大野さん:
簡単に説明すると、Oisixで扱っている各商品の企画開発、新規のお客さま向けのプロモーション企画、お客さま満足度向上を目指したサービス改善など、Oisixのサービス運営に関わる全般を担っている部署です。

そのなかで、サブスクリプション進化室は魅力的な売り場をつくることが主なミッションになります。それぞれのメンバーが担当する売り場をもっており、私であれば加工品のおかずの売り場を担当しています。

加えて、Oisixでは毎週何かしらの特集の売り場を設けています。この特集を企画するのもサブスクリプション進化室の重要な仕事です。

(▲)特集の売り場の一例『夏味はじめました』

── 毎週新しい特集が実施されるので、すごい量の企画が社内で動いているということですよね。

大野さん:
その通りで、かなりの量の企画が動いています(笑)。クリスマスやハロウィンなどのイベントを楽しく過ごしていただくための特集。母の日や父の日などの特別な日をお祝いするための特集。「暑い夏にオススメ」とか「秋の旬を楽しもう」といった季節ものの特集。他にも様々な種類の企画があります。

特集ごとに担当者を決め、特集のコンセプトづくりから、売り場に並べる商品の選定、新商品の企画開発、売り場ページのデザイン、プロモーションまで、一気通貫で担当していきます。基本的に、ひとりのメンバーが常に4〜5くらいの特集を担当して動いています。

この特集の売り場は、お客さまから楽しみにしていただいている企画で、ひとつの特集で億単位の売り上げになります。そのため、いい意味でプレッシャーと責任を感じながら、それぞれの企画を担当しています。

多様なメンバーとチームを組み、企画の舵をとる

── 特集の売り場を企画する際の、仕事の流れを聞かせてもらえますか?

大野さん:
売り場がオープンする4ヶ月くらい前から企画が動きだすのですが、まずは過去の企画のレビューを行います。これまでの特集で人気だった商品を調べたり、お客さまから届いた声をもとに、どういう商品や体験をお客さまが望んでいるのかを考えていきます。

次に、レビュー結果や食のトレンドなどを踏まえながら、売り場のコンセプトや具体的な商品の企画を立てていきます。このタイミングで、商品を調達してくれる商品本部のメンバーやレシピを開発してくれるレシピ開発のメンバーにも、企画に加わってもらいます。

それで企画の骨組みや売り場で販売する商品の構成が固まったら、売り場のデザインを進めていきます。社内にデザイナーやエンジニアのメンバーがいるので、どういう仕上がりにしたいのかの要件をまとめて依頼をします。また、特集の紹介や各商品を説明する文章のライティングなどは自分で作成していきます。

大野 藍さん。
OisixEC事業本部 サブスクリプション進化室 売り場進化セクション。専門商社でのギフト卸や化粧品メーカーでのECの企画運営を経験。食が細く、好き嫌いが多い息子が唯一食べたのがOisixの「そぼろと野菜のビビンバ」!食で悩むママさんの役に立つ仕事がしたいと、2021年7月にOisixに入社。

── 様々な部門のメンバーと一緒になって、企画を進めていくんですね。

大野さん:
そうですね。企画を成功させるためのプロジェクトチームというような感じで、密にコミュニケーションをとりながら進めていきます。そのなかで、私たちサブスクリプション進化室のメンバーは、プロジェクトリーダーとして企画の舵をとっていきます。

売り場がオープンしたら、お客さまからの反応を見ながら、ページのデザインやコンテンツをブラッシュアップしていきます。お客さまにもっと伝わりやすい表現があれば、それを採用してみたりして、より魅力的な売り場づくりを目指します。

このように企画を最初から最後まで担当していくので、大変ではありますが、自分の企画としてやり切ったという充実感を得られます。個人の裁量という点では、かなり大きな裁量を与えられていると感じますね。

目標を大きく上回った『バレンタイン企画』

── 大野さんが担当された特集で、特に印象深い売り場があれば教えてもらえますか?

大野さん:
それで言うと、私がはじめて特集の担当をつとめた『2022年バレンタイン企画』ですね。

わからないことだらけで、本当に色々なメンバーに助けてもらった企画だったんですが、多くのお客さまに好評いただき、売り上げ目標を大きく上回ることができました。

── 初めての担当でスゴいですね。どういう点が結果に繋がったのでしょうか?

大野さん:
バレンタインといえばチョコレートなどのスイーツが思い浮かぶかと思いますが、実は2020年のバレンタイン特集で、ハレの日のおかずを販売したところ売上が良かったんです。そこで、手軽に作れて、華やかでおいしいおかず商品にも注力することにしました。

(▲)2022年バレンタイン特集で実施した『ごほうびグルメ』

大野さん:
Oisixのお客さまは、30代から40代の働くママが多いのですが、私自身も同じように働くママです。「こういうおかずが食卓に並ぶと、お客さまのテンションも上がるのではないか」と自分なりに考え、社内の働くママたちとも相談しながら、企画を進めていきました。

このおかずの企画が好評を呼び、売り場のページを公開すると、すぐに多くのお客さまから予約をいただきました。初めてのプロジェクトリーダーで、メンバーには本当に迷惑をかけていたので、みんなと一緒に喜べる場を作れて、ちょっとだけですけど、お返しができたように感じました。

毎日の食を通じて、働くママを応援したい

── 大野さんがこの仕事をしていて、やりがいを感じるのはどんな時ですか?

大野さん:
やはり、自分の関わった企画や商品によって、お客さまに喜んでいただいているのが伝わってきた時ですね。

私自身、入社前からOisixを利用していて、ものすごく助けられていました。息子は食が細いうえに好き嫌いが多くて、特に野菜が苦手なんですよ。そんな息子が唯一食べたのがOisixの『そぼろと野菜のビビンバ』で、自らの手で野菜を口に運んだ感動は今も忘れられません。

正直に言うと、子どもが生まれるまでは、あまり食に興味はありませんでした。でも、子どもが生まれて、毎日の食事でその子の身体が作られていくと思うと、食ほど大切なものはないと思いました。そして、自分と同じように食に悩むママの役に立ちたいと考え、オイシックス・ラ・大地に入社しました。

こうした想いで働いているので、お客さまから届く声やSNSの投稿などで、お客さまに喜んでいただいている様子が伝わってくると、この仕事をやっていてよかったと思えます。

大野さん:
また、やりがいという点でいうと、デザイナー・エンジニア・レシピ開発担当など、社内に様々な職種のスペシャリストが揃っていることも魅力です。「こういうことを実現したいんですが」と相談すると、期待以上の案を出してきてくれることばかりです。

Oisixが目指していることをお互いが理解したうえでチームを組んでいるので、すごく仕事がしやすいですし、「そんなアイデアもあるのか!」と勉強になります。

「誰かの役に立ちたい」という想いがあれば大丈夫

── 最後に、オイシックス・ラ・大地では採用を強化していますが、どんな人がこの仕事に向いていると思いますか?

大野さん:
これは私個人の意見ですが、EC事業で働いた経験がそんなになくてもやっていけると思います。実際、EC事業未経験で入社して、活躍しているメンバーはたくさんいます。

それよりも、お客さまに喜んでいただくために、主体性を発揮して、様々なことに挑戦していこうとする気概をもっていることが大切だと思います。自分で企画を考えて、様々なメンバーの協力を得ながら、企画を成功へと導いていく仕事になるので、リーダーシップのようなものが必要になります。

言い換えると、自分で手を動かしながら色々やりたい人には、オイシックス・ラ・大地は挑戦しがいのある職場だと思います。企画から商品開発、販売企画、在庫管理まで一気通貫で担当するので、EC事業に必要な全てを学ぶことができます。

おそらく最初は、慣れないことばかりで、大変だと思います。ただ、EC事業本部のメンバーや同じプロジェクトチームのメンバーがサポートしてくれるので、あまり心配しなくていいと思います。私も、色々な人に本当に助けられました(笑)。

そのため、繰り返しになりますが、「食を通じて、誰かの役に立ちたい」「食の社会課題を解決したい」といった想いを強くもっていれば大丈夫だと思います。食への想いをもっている方と一緒に働けることを楽しみにしています。

執筆:井手桂司・編集:ORDig編集部

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