オイシックス・ラ・大地の「挑戦」を深ぼる

“売る力”を圧倒的に身につける。ベンチャーから、オイシックス・ラ・大地へ転職した理由

“売る力”を圧倒的に身につける。ベンチャーから、オイシックス・ラ・大地へ転職した理由

「これからの食卓、これからの畑」を理念に、食にまつわる様々な社会課題の解決を目指すオイシックス・ラ・大地。今回は、『Oisix』のEC事業本部で、お正月の「おせち」をはじめ季節イベントの企画を担当する、八幡龍之介さんを紹介します。

大学2年生の時に、創業メンバーとしてベンチャー企業で働きはじめ、約5年間、上場を目指し、全力疾走してきた八幡さん。自分をより高め、より良いサービスを提供することで社会に貢献するためには、別の環境でビジネスを学ぶ必要があると考え、2020年2月にオイシックス・ラ・大地に転職しました。

そんな八幡さんが入社後に初めて企画の主担当となった、2021年のおせちは前年より大きく売上げを伸ばし、予約の完売も過去最速。多くのお客様から好評の声をいただいています。今回は、創業から働いていたベンチャーを退職し、オイシックス・ラ・大地を転職先に選んだ理由や、これからの挑戦の展望について、八幡さんに話を聞いてみました。

創業から走り続けた、約5年間のベンチャー生活

ーー 八幡さんは、学生時代からベンチャー企業でバリバリと働きはじめていますが、ビジネスに強い関心のある学生だったんですか?

八幡さん:
いえ、そんなことはなく、もともとはサークル活動に参加したりと、普通に大学生活を送っていました。ただ、僕が所属するゼミの先生が、いろんな社会人から話を聞く機会を定期的につくっていて、そこで前職の代表と出会いました。色々と話を聞くうちに「ベンチャーで働くと、色々な経験が積めて成長できそう」と思うようになったんです。

そんな風に割と軽い気持ちでジョインしてしまっていたのですが、ベンチャーの立ち上げ期ということもあり、大変なことが盛り沢山でした。ただ、様々なハードシングスを乗り越えていく過程で徐々に覚悟が生まれ、気づけば本気でビジネスに向き合っていました。会社としても上場を目指していたので、そのゴールに向かい、ひたすら走り続ける日々でした。

また、最初は自分のために働くという意識でしたが、次第にお客様のために働く意識が芽生えてきました。当時、僕はカスタマーサポートを担当していて、お客様の声を聞く機会が多くありました。お客様からの様々な声を聞くなかで、自分たちの仕事がお客様に直結していることを実感し、「より良いサービスやプロダクトを作って、お客様にもっと喜んでもらいたい」という気持ちが純粋に強くなっていきました。

八幡龍之介さん。
大学在学中、越境EC事業を展開する企業の設立と創業期から上場を目指すまでの急成長期を経験。2020年2月入社後、突入したコロナ禍で新サービス『サクッとOisix』の立ち上げに関わる。その後、毎年数十億の売上規模のおせち事業リーダーとして過去最速の販売記録をつくる

八幡さん:
ふり返ると、創業メンバーとしてベンチャー企業で働く道を、ファーストキャリアで選ぶなんて、なかなか思い切った決断だと思います。社会のことも、ビジネスのことも、何もわかっていなかったからこそ、飛び込めたのだと思います。大変なことも沢山ありましたが、前職での約5年間は、僕にとってかけがえのない財産になっていると感じます。

一方、ビジネスに本気で取り組むなかで、自分の実力不足も痛感しました。一生懸命に自分なりに考え、施策を実行してみるものの、思ったように事業や会社を成長に導くことができませんでした。このままでは、会社に貢献できないし、自分自身も伸び悩んでしまうのではないかと危惧するようになりました。

そこで、一旦まっさらな自分に戻り、違う環境でビジネスについて改めて学び直したほうがいいのではないかと考え、転職の道を選びました。そうして、ビジョンにも、事業にも、強く共感していたオイシックス・ラ・大地に転職することに決めました。

足りなかったものを見出せる環境を探して

ーー 違う環境で、改めてビジネスについて学ぼうと考えた末に、オイシックス・ラ・大地を新しい挑戦の場に選んだ理由は何なのでしょうか?

八幡さん:
まず、事業領域として、多くのお客様の暮らしを豊かにする事業に関わりたく、衣食住といった日々の生活に欠かせないものを扱いたいと考えていました。そのなかでも、「食」は父親が飲食店を経営していたこともあって、以前から関心が高かったんです。そのため、食の領域において、オンラインを活用し、新しい体験を創りだしているオイシックス・ラ・大地には自然と興味が沸きました。

加えて、オイシックス・ラ・大地の会社としての段階にも魅力を感じました。2000年に創業したOisixは、2013年に上場を果たし、経営統合の末にオイシックス・ラ・大地になりました。ある種、僕が前職で果たせなかった上場というゴールを成し遂げ、事業を成長軌道に乗せている会社です。「自分に足りなかったものが見つかるのではないか」という期待感がありました。

また、規模が大きくなったからといって、ベンチャー感が失われることもなく、様々な挑戦をしている点も魅力的でした。話を聞くと、一人ひとりの社員の挑戦も積極的に応援していることもわかり、学びながら、挑戦をすることで、自分が高められると考えました。

ーー オイシックス・ラ・大地には、既卒・第二新卒の「オープンポジション」で応募でしたよね。

八幡さん:
はい。自分の適性を会社に見てもらおうという気持ちで、オープンポジションでエントリーしました。その結果、OisixのEC事業本部に配属されることになりました。今までOisixの会員でなかった方に会員になっていただく活動や、既に会員のお客様に向けたサービスの拡充を行う部署で、「事業を成長・拡大させられる人材になりたい」という僕の考えを考慮してもらったのではないかと思います。

入社して、最初の約5ヶ月間の間は、事業全体を学ぶといった意味合いも含め、いろんな仕事を経験させてもらいました。いろんなチームのミーティングの準備を手伝ったり、外出自粛要請により高まる食品宅配サービスへの需要に対応するための新サービス『サクッとOisix』の立ち上げに関わったりしましたね。

その後、入社から6ヶ月目となる2020年の7月に、EC事業本部の中でも、母の日や父の日などの季節イベントの企画を担当するチームに所属することになりました。そして、翌月8月から予約開始となる、2021年の元旦にお届けする「おせち」の企画の主担当を任されることになりました。

PDCAを素早く回すことで、お客様のニーズを汲み取る

ーー Oisixの「おせち」は、毎年多くのお客様から注文いただいて、売上も数億円規模という大きなプロジェクトです。入社して約半年で、責任重大な案件を任されることに、プレッシャーは感じませんでしたか?

八幡さん:
正直、緊張感はありました。こんなに大切なプロジェクトを、入社して間もない自分ができるだろうか…と。加えて、僕の実家では正月におせちを食べる習慣がなくて、僕自身がおせちを食べた経験がないんです。そんな状態でもあったので、最初は不安が少なくはありませんでした。

ただ、社内には、過去のプロジェクトにおける知見が蓄積されていたり、僕と一緒のチームに所属しているデザイナーとエンジニアのメンバーは、以前からおせちを担当していました。わからないことだらけのなか、沢山のことを周囲に教えてもらいながら、プロジェクトを進めていきました。

その結果、2021年の元旦のおせちは全て完売し、予約の完売も過去最速でした。

前年より高い売上目標を掲げていたのですが、それも無事に達成することができました。おせちを召し上がっていただいたお客様からのレビューも見ているのですが、好評の声が多く、大勢のお客様に喜んでいただける結果になったと感じています。

ーー 八幡さんが、プロジェクトが成功した要因として、強く感じることは何でしょうか?

八幡さん:
まずは、過去のデータやノウハウなど、これまでにOisixが積み重ねてきた経験知の存在が大きかったと思います。「お客様は、おせちにこういったモノを求めているから、こういう見せ方をした方がいい」とか、先人たちからの教えに素直に従いました。

ただ、2020年は新型コロナウィルスの影響で社会に様々な変化があるなかで、お客様のニーズの変化をどう汲み取っていくかは、ものすごく考えました。そして、「もしかしたら、こういう価値や体験を求めているのかも?」という仮説を幾つも立てて、お客様に向けて発信し、その反応を見ながら、改善を繰り返していきました。

とにかくスピード感を持って、PDCAを素早く回す。オイシックス・ラ・大地自体が、そういう文化の会社ということもあり、とにかく徹底しましたね。その過程の中で、お客様のニーズをうまく汲み取れていったように思います。

期待を上回る価値を、届け続けるために

ーー オイシックス・ラ・大地に入社して、1年が経ちましたが、入社前に期待していたこととギャップはありますか?

八幡さん:
事業を成長させる人材になるための学びや経験を積むという意味では、全くギャップはありません。むしろ、ものすごく大きなプロジェクトを任せてもらえているので、期待以上に成長できる場を与えてもらっている感覚があります。

特に、「売る力」が磨かれている実感があります。

売るための第一歩は、お客様が何を求めているかを考えることです。例えば、おせちであれば、家族で新年をお祝いする時間を共にしたいとか、美味しい料理を通じて家族に喜んでもらいたいという想いが、お客様の根底にあります。それらを汲み取りながら、商品の企画や提案をしていく必要があります。

お客様のニーズを把握し、半歩先の提案をすることで、期待を超える価値を届けることを目指して、オイシックス・ラ・大地では行動規範のひとつに「お客さまを裏切れ」という言葉を掲げていますよね。僕自身、売る力を、もっと身につけていきたいです。

八幡さん:
また、OisixのEC事業本部は、3,4人くらいの少人数でユニットを組み動くことが多く、事業全体を俯瞰できる視点が養われるのもいいところだと思いました。

例えば、僕が所属する季節イベントの企画チームは3人だけです。このチームが中心になって、商品企画を考え、販促スケジュールを立て、実行していきます。大変ではありますが、事業として成立させるために何が必要なのかをプロジェクトを通じて学ぶことができます。

それと、大きなプロジェクトを進行するために、様々な部門と連携をとっていく必要もあります。おせちでいえば、商品調達する部門や、おせちを配送する部門がそうです。社内外の様々な人たちとコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを進めていくマネジメント能力も、磨いていきたいですね。

ビジネスを通じて、社会に貢献する

ーー 最後に、オイシックス・ラ・大地の採用に興味を持っていただいている人に向けて、八幡さんからメッセージをお願いできますか?

八幡さん:
オイシックス・ラ・大地は、入社して1年目で大きな企画を任せてくれる会社で、意欲がある人には、挑戦する機会を積極的に与えてくれる環境だと感じています。

自分が手がけるサービスやプロダクトを通じて、多くのお客様を喜ばせたいとか、社会に貢献したいと思う人には、とても学びの多い職場だと思います。実践できる場もあれば、学びあえる仲間もいるので、吸収できるものが非常に多いです。

今は、おせちのプロジェクトで経験した学びを活かして、母の日や父の日の企画作りをやっていますが、お客様により喜んでもらえる企画を実施していきたいと考えています。そして、将来的には、事業を継続的に成長させ、多くの人に喜んでもらえるビジネスを展開できる人になりたいです。

売る力を磨いていきたい人や、事業を成長させていく力を身につけていきたい人には、とても働きがいのある職場だと思うので、そういうことに挑戦したい人が採用にエントリーしてくれたら嬉しいです。お互いに、学び合いながら、成長できたらと思います。

執筆:井手桂司・編集:ORDig編集部

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