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スペシャルインタビューinterview

Oisix.daichiクリエイティブディレクター

水野 学

クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサルタント/good design company 代表 1972年 東京生まれ。1996年 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1998年 good design company 設立。ゼロからのブランドづくりをはじめ、ロゴ制作、商品企画、パッケージデザイン、インテリアデザイン、コンサルティングまでをトータルに手がける。 著作に『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版)、『「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』(誠文堂新光社)ほか。

数年来のOisixファンから
クリエイティブディレクターへ

Oisix ra daichiのクリエイティブディレクターに就任されたきっかけは?

息子が生まれる数年前からずっと、Oisixを利用していました。そんな中、とあるイベントで会った社長の高島さんから、デザインによるブランディングの必要性を感じていることを伺い、この仕事のお話をいただきました。Oisixファンだったので、すごく嬉しくて、すぐに「やります」と返事をしたのを覚えています。

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Oisix ra daichiがデザインで直面している
課題は何だと思いますか?

Oisix ra daichiに限らず、95,6年以降に生まれたIT企業がひとつの成熟期を迎え、いま、デザインの重要性に直面していると感じています。

アマゾンやfacebookなどの躍進の理由のひとつにも、UI含む様々なデザインに秀でていたからという要素があると、私は見ています。今後、そういう企業が生き残る時代だと思っています。Oisix ra daichiは、IT系企業の中でも、社長の高島さん含め、みなさんがかなり早い段階でデザインへの取り組みを強化している、まだまだ数の少ない企業の一つだと思います。

売上につながる機能デザインを
考えられないといけない時代に

Oisix ra daichiのデザイナーの印象は?

自分のデザインが売上を支えているという責任感を感じていて、それを喜び楽しみとしてモチベーションに変えている。それはつまり、デザイナーに経営の当事者意識があるということでもあります。そこがとてもいいな、と思いました。
アドバイスをするとしたら、売上の数字「だけ」にしばられすぎないように。売上はもちろん獲得して当たり前ですが、デザインは同時に、Oisix ra daichiのブランド力を築く重要な要素のひとつでもあります。売上とブランド、その両方を突き詰めてほしいなと思っています。

デザインには、機能デザインと装飾デザインの2種類があると私は考えています。飛行機でいえば、効率的に飛ぶための翼の形状が機能デザインで、機体に施されるグラフィックは装飾デザイン。デザイン業界全体としては未だに、機能デザインがちょっと疎かにされがちなところがあるのですが、デザイナーはもう、売上に繋がる機能デザインを考えられないと仕事をしていけない時代に来ています。その中でもOisix ra daichiのデザイナーのおもしろいところは、機能デザインを大前提として捉えていること。デザインの環境整備ができているからこそ挑戦ができるし、私も、クリエイティブディレクターとして関わらせていただくことにやり甲斐を感じています。

より良い社会をつくっていく志を
もってデザインに向き合ってほしい

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毎月実施しているOisix ra daichiのクリエイターのデザインアワードの様子。水野学さんに審査いただき、デザインのアドバイスをいただいています。

Oisix ra daichiのデザイナーへの期待することと、アドバイスをお願いします。

Oisix ra daichiの事業には、社会的意義があると思っています。だからこそ、この会社でデザインをやるのであれば、より良い社会をつくっていくんだというくらいの志をもってデザインに向き合ってほしい。端的に言えば、目標をできるだけ高く持ち、そこに向かって力強く歩んでいってほしいです。

20年くらい前、私がデザイナーになりたての頃は、デザイナーはまさに職人で、1本の線を引くのにも専門性が必要でした。今は、Macを使えば誰でもデザインできる。かつての1/10の労力でできる時代だと感じています。ではその残りの9/10で何をするのか?それが重要です。写真を撮れるようになることでも、イラストが描けるようになることでも、プレゼンがうまくなることでも、コンサルティングができることでもいい。自己研鑽するための時間に使い、それを自分の仕事に活かす、そういうデザイナーが今後伸びていくと思っています。

Oisix ra daichiでの仕事では、そういう意欲あるデザイナーと出会えることを楽しみにしています。一緒にOisix ra daichiのブランド財産を高めていきましょう。

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毎月実施しているOisix ra daichiのクリエイターのデザインアワードの様子。水野学さんに審査いただき、デザインのアドバイスをいただいています。