Oisix ra daichiのデザイナーとは

「食べれば伝わるおいしさ」を食べる前から伝わるように。
生産者さんが手塩にかけて育てた野菜、果物を中心とした食材。Oisix ra daichiには生産者さんからの愛情をたっぷり受け取った自慢の食材が並びます。生産者さんの想いやこだわりを知ると、私たちのやる気もパワーアップ。食材の持つ魅力が少しでも多く伝わるように、私たちも細部のデザインまでとことんこだわります。
食べれば伝わるおいしさを、食べる前から伝わるようにデザインしていく、それがOisix ra daichiデザイナーチームです。自分が関わった食材を買ってもらい、笑顔になっていただけるように、日々聞こえてくるお客さまの声を力に、より良い買い物体験の為に、試行錯誤を繰り返しています。
プロジェクト
カルチャー
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扱うのが"自然の恵"だからこそ、フレキシブルかつスピーディーに動く
売上など日々変動する市場状況にも、フレキシブルかつ、スピーディーに対応して、チャンスの兆しを探し続けなければいけません。私たちが扱うものは自然の恵そのもの、時に大きい自然災害の影響も受けます。
自然に抗うのではなく、自然の力をうまく利用しつつお客さまにとってより楽しい買い物体験へと転換させていく必要があります。 状況に応じて柔軟に、優れたアイデアは素早く実行に移し続けることが必要とされます。
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Mission達成力を求められ、必要に応じてAGK(あがき)発動!
Oisix ra daichiのデザイナーは役職関係なく、Missionを成し遂げることを求められます。会社全体の行動規範にもあるのですが、ベストを尽くしてもMissionを成し遂げられなければプロフェッショナルとは言えないからです。 時に発動するのがAGK(あがき)と呼ばれる独自の文化。
ぎりぎりまでABテストやユーザーテストを繰り返し、お客さまに届く施策を考え、デザインに落とし込んでいくことで高い目標を達成し続けてきました。自分たちのやりたいことよりも、データやお客さまの声に紐付いて、Missionを成し遂げるデザインが求められます。
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お客さまの声を徹底的にイメージし、裏切り続けていく
Oisix ra daichiはプロダクトが好きなメンバーが集まっており、だからこそ改善や企画を行っていくモチベーションがあります。ではどうやって?となった時に、Web上のデータだけではなく、リアルな場を設けてでも、徹底してお客さまの声を聞いていくことで改善点を見つけていきます。
それこそまさに、食材を手にとり、食卓に並べ、食べるところまでのイメージを求められていきます。 それは、ただ要望に答えていくことが最善の手ではなく、要望の半歩先の期待に答えていくことで、お客さまを裏切り続けようとするスタンスがあるからです。
Oisix.daichiのクリエイティブディレクター
水野学さんに聞きました
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水野学
クリエイティブディレクター/クリエイティブコンサルタント/good design company 代表/
1972年 東京生まれ。1996年 多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。1998年 good design company 設立。ゼロからのブランドづくりをはじめ、ロゴ制作、商品企画、パッケージデザイン、インテリアデザイン、コンサルティングまでをトータルに手がける。
著作に『センスは知識からはじまる』(朝日新聞出版)、『「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義』(誠文堂新光社)ほか。
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数年来のOisixファンから
クリエイティブディレクターへ-Oisix ra daichiのクリエイティブディレクターに就任されたきっかけは?
息子が生まれる数年前からずっと、Oisixを利用していました。そんな中、とあるイベントで会った社長の高島さんから、デザインによるブランディングの必要性を感じていることを伺い、この仕事のお話をいただきました。Oisixファンだったので、すごく嬉しくて、すぐに「やります」と返事をしたのを覚えています。
-Oisix ra daichiがデザインで直面している課題は何だと思いますか?
Oisix ra daichiに限らず、95,6年以降に生まれたIT企業がひとつの成熟期を迎え、いま、デザインの重要性に直面していると感じています。
アマゾンやfacebookなどの躍進の理由のひとつにも、UI含む様々なデザインに秀でていたからという要素があると、私は見ています。今後、そういう企業が生き残る時代だと思っています。
Oisix ra daichiは、IT系企業の中でも、社長の高島さん含め、みなさんがかなり早い段階でデザインへの取り組みを強化している、まだまだ数の少ない企業の一つだと思います。
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売上につながる機能デザインを
考えられないといけない時代に-Oisix ra daichiのデザイナーの印象は?
自分のデザインが売上を支えているという責任感を感じていて、それを喜び楽しみとしてモチベーションに変えている。それはつまり、デザイナーに経営の当事者意識があるということでもあります。そこがとてもいいな、と思いました。
アドバイスをするとしたら、売上の数字「だけ」にしばられすぎないように。売上はもちろん獲得して当たり前ですが、デザインは同時に、Oisix ra daichiのブランド力を築く重要な要素のひとつでもあります。売上とブランド、その両方を突き詰めてほしいなと思っています。
デザインには、機能デザインと装飾デザインの2種類があると私は考えています。飛行機でいえば、効率的に飛ぶための翼の形状が機能デザインで、機体に施されるグラフィックは装飾デザイン。デザイン業界全体としては未だに、機能デザインがちょっと疎かにされがちなところがあるのですが、デザイナーはもう、売上に繋がる機能デザインを考えられないと仕事をしていけない時代に来ています。その中でもOisix ra daichiのデザイナーのおもしろいところは、機能デザインを大前提として捉えていること。デザインの環境整備ができているからこそ挑戦ができるし、私も、クリエイティブディレクターとして関わらせていただくことにやり甲斐を感じています。
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より良い社会をつくっていく志を
もってデザインに向き合ってほしい-Oisix ra daichiのデザイナーへの期待することと、アドバイスをお願いします。
Oisix ra daichiの事業には、社会的意義があると思っています。だからこそ、この会社でデザインをやるのであれば、より良い社会をつくっていくんだというくらいの志をもってデザインに向き合ってほしい。端的に言えば、目標をできるだけ高く持ち、そこに向かって力強く歩んでいってほしいです。
20年くらい前、私がデザイナーになりたての頃は、デザイナーはまさに職人で、1本の線を引くのにも専門性が必要でした。今は、Macを使えば誰でもデザインできる。かつての1/10の労力でできる時代だと感じています。ではその残りの9/10で何をするのか?それが重要です。写真を撮れるようになることでも、イラストが描けるようになることでも、プレゼンがうまくなることでも、コンサルティングができることでもいい。自己研鑽するための時間に使い、それを自分の仕事に活かす、そういうデザイナーが今後伸びていくと思っています。
Oisix ra daichiでの仕事では、そういう意欲あるデザイナーと出会えることを楽しみにしています。一緒にOisix ra daichiのブランド財産を高めていきましょう。
(最後の写真は、毎月実施しているOisix ra daichiのクリエイターのデザインアワードの様子。
水野学さんに審査いただき、デザインのアドバイスをいただいています。)