オイシックス・ラ・大地の「挑戦」を深ぼる

デザインの力を駆使し、事業成長に深く貢献できる── Oisixでデザイナーとして働く魅力とは?

デザインの力を駆使し、事業成長に深く貢献できる── Oisixでデザイナーとして働く魅力とは?

選りすぐりの食材やミールキットなど、毎週1500商品以上を販売する宅配サービス食品宅配サービス『Oisix』。毎週テーマが変わる特集売り場づくりや、季節にあわせた特別商品の販売など、お買い物を楽しんでいただけるように様々な企画を行っています。

こうした売り場づくりに欠かせないのが、Oisixのデザイナーたちです。Oisix EC事業部にはデザイン室という組織があり、売り場のデザインに加え、プロモーション用の広告デザインやお客さまの食卓を楽しくするノベルティ制作など、様々な場面で活躍しています。

どのようなことを意識しながら、Oisixのデザイナーたちはデザインに取り組んでいるのか。また、Oisixでデザイナーとして働く魅力とは何か。今回、デザイン室の室長・肉倉由巳さんと副室長・若林玄さんに話を聞いてみました。

(▼)こちらのインタビューは動画でご覧いただくこともできます。

多様なメンバーが在籍するデザイン室

──  はじめに、Oisix EC事業部内にあるデザイン室の概要を教えてください

若林さん:
Oisixのデザイン室は、グラフィックデザイナー・WEBデザイナー・UXデザイナー・UIデザイナー・フォトグラファーなど、様々な専門性をもったメンバーが在籍する総勢40名ほどの組織です。前職が制作会社や広告代理店の人もいれば、事業会社から転職してきた人もいたりと、様々なバックグラウンドのメンバーがいます。

若林さん:
デザイン室の構成としては、3つのチームに大きく分かれています。

1つ目は、Oisixの新規会員獲得におけるプロモーションを担当するチームです。Web広告として使用するバナー画像やランディングページの制作。ご入会いただくためのコミュニケーション設計などを担当していきます。

若林さん:
2つ目は、売り場のデザインを担当するチームです。Oisixでは、毎週テーマが変わる特集の売り場を設けており、その売り場のデザインを担当していきます。また、新商品発売の際には、商品撮影やその商品を魅力的に紹介する画像の制作なども行います。

若林さん:
3つ目は、産地直送チームと呼ばれているチームです。Oisixでは、旬の一品を産直直送でおとりよせできる『Oisix産直おとりよせ市場』というECサイトを運営しています。そのサイトで使用されるデザインの制作を担当していきます。

──  どのチームにおいても、Oisix EC事業部の企画担当者と連携しながら、デザインを進めていくのでしょうか?

若林さん:
そうですね。基本的には、事業部の企画担当者から「こんな施策を実施したい」という相談を受けるところからはじまります。そして、企画担当者と議論しながら、どのようなデザインが適しているかを考え、具体的なアウトプットに落とし込んでいきます。

また、商品撮影が必要な場合は、フォトグラファーやフードスタイリストの協力を得て、ビジュアルを作成します。他には、フロントエンドエンジニアと連携し、ECサイトへの実装方法についての詳細を詰めていきます。このように、様々なスタッフとチームとなって、デザインを進めていきます。

食卓を彩るべく、幅広いデザインを手がける

──  Oisixのデザイナーの仕事として、何か特徴を感じるものはありますか?

肉倉さん:
OisixはECのサービスですので、基本的にはWEB関係の案件がほとんどです。ただ、紙媒体や動画など、対象となるデザインの幅広さは特徴のひとつだと思います。

肉倉さん:
Oisixでは、食卓に「おいしい」だけではなく、「たのしい」も届けたいと考えています。たとえば、季節のイベントにあわせて、食卓を彩るためのランチョンマットやノベルティなどをお送りしており、こうした企画もデザイナーが主体的に関わっていきます。

肉倉さん:
また、Oisixではオリジナル商品も幾つか販売しており、そのパッケージデザインを手がけることも稀にあります。

肉倉さん:
このようにデザイン対象の幅が広く、企画担当者と色々なアイデアを出しながら、デザインを形にしていくのは面白さを感じるところです。

若林さん:
企画担当者との距離も近いため、デザイナーがプロジェクトの初期段階から主体的に関与できるのも特徴です。企画から実行まで一貫して携わることができるため、やりがいを感じやすいと思います。

──  幅広いデザインを手がけるという点で、特に印象的な事例はありますか?

肉倉さん:
たとえば、親子で楽しめるプレゼントグッズとして制作した「とんとん相撲」などは印象に残っていますね(笑)。他には、おせちにちなんだ「かるた」や、野菜をデザインしたOisixオリジナルの「ふきん」を制作したりしました。

若林さん:
自分が担当したもので言うと、お子さまが何か頑張った時の「ごほうび」として貼れるシールと台紙のセット「チャレンジシート」が特に印象に残っています。この企画は定期的に行っていて、デザイナーが企画段階から関わっていきます。私が担当した時は、生産者さんや野菜をテーマに、様々なイラストを描いていきました。

常に求められるのは、お客さま目線

──  デザイナーとして働く中で、特に意識していることは何ですか?

若林さん:
ひとつは、お客さま目線です。どのようにお客さまへ届け、どのように感じていただけると、目的を達成できるか。そのことを常に意識しながら、デザインに取り組んでいます。

また、食品という季節性のあるものを取り扱っていますので、その時期ならではの旬な魅力や商品の特徴をどれだけスムーズに伝えられるかも意識しています。

あとは、企画担当者とタッグを組みながら業務を進めていくので、コミュニケーションを密にとることも重要です。

企画担当者がラフ案を作成した場合には、どういう意図が込められているのかを解像度高くヒアリングしたうえで、デザインを制作する。施策実施後は、お客さまからの評価を企画担当者と一緒に確認し、次の施策につなげていくことを心がけています。

──  こうしたことを意識しながら日々取り組むなかで、特に印象深いプロジェクトがあれば教えてください。

肉倉さん:
昨年実施したKit Oisixに同梱されるレシピカードのフォーマット・リニューアルですね。

お客さまから「文字が小さくて読みにくい」というお声をいただくことが度々あり、社内でも課題として認識していたのですが、着手できない状況が続いていました。そうした中、デザイン室が主体となり、リニューアルプロジェクトを立ち上げることができました。

はじめは、幾つかの商品に絞って、新しいフォーマットに変更しました。そして、お客さまアンケートの結果、「以前と比べて読みやすくなった」という評価をいただくことができました。現在は、他の商品にも少しずつ展開しているところです。

私自身、Kit Oisixの立ち上げに関わっていて、Kit Oisixには思い入れがあります。その後、Oisixの看板商品となるほど成長しているのに、レシピカードだけは当時のままで、モヤモヤした思いがありました。そうした意味でも、このプロジェクトをデザイナー主体で進めることができたのはよかったです。

若林さん:
私が担当したもので特に印象に残っているのは、「おせち」のプロジェクトです。Oisixでは毎年恒例でおせちを販売しており、夏から年末にかけて予約を受け付けます。

こちらも企画担当者とタッグになって進めていきますが、特徴的なのは商品企画からデザイナーが深く関わっていくことです。そして、決定した商品企画に沿って、販売ページのトンマナやプロモーション施策について、企画担当者と一緒に議論していきます。

また、おせちはお正月に届けてこその商品ですので、年末にかけてタイムリーに売り切る必要があります。そのため、ある時期まではチャレンジングな目標を追いかけ、ある時期からは在庫なく売り切ることが求められます。プレッシャーもありましたが、その分、自分を成長させる良い機会になったと感じています。

ビジネスパーソンとしての成長が欠かせない

──  これまでのお話を聞いていると、Oisixのデザイナーにはマーケティングのスキルも求められるようですね。

若林さん:
そうですね。デザインスキルはもちろん、マーケティングであったり、マネジメントスキルやロジカルシンキングなど、ビジネスパーソンとして成長していくことが大切です。

──  こうしたスキルを高めるために、メンバーの成長をサポートするために行っている施策はありますか?

若林さん:
デザインスキルという点では、Oisixのクリエイティブディレクターであるgood design companyの水野学さんに、定期的な勉強会を開いていただいています。自分たちが手がけたものを水野さんに見ていただき、具体的なフィードバックをいただきます。

水野さんとの取り組みを続けることで、デザインのクオリティアップはもちろん、デザイナーとしての意識そのものが変わったというメンバーも多いです。デザインの本質を見つめる良い機会になっていると感じています。

(▲)good design company 代表・水野学さん

若林さん:
また、社内のデザイナー同士で集まる勉強会を定期的に開催しています。最近だと、AIの活用について、それぞれのデザイナーから知見の共有などを行っています。デザイン室には様々な専門性をもったメンバーが在籍しているので、横のつながりをつくることで、刺激しあえる環境がつくれたらと考えています。

それと、ビジネススキルの向上においては、ロジカルシンキングやマーケティング知識を体系的に学ぶ研修を会社が設けてくれます。企画担当者と共通言語をもって議論できるようになるためにも、こうした研修にデザイナーも積極的に参加することを推奨しています。

デザインの力で、事業に貢献していく

──  色々とお話を聞かせてもらいましたが、Oisixでデザイナーとして働く魅力とは何ですか?

肉倉さん:
私が感じる面白みとしては、新しいチャレンジが毎年たくさん生まれるため、飽きがこないということでしょうか(笑)。

Oisixでは、「どうやったら、お客さまにより喜んでいただけるか?」「新鮮な驚きを届けられるか?」を考え、常に新しいチャレンジに取り組んでいます。この姿勢は、商品開発やコミュニケーション設計だけでなく、デザインにおいても同様です。

デザインに取り組む際は、「これで本当に喜んでいただけるかな?」と何度も繰り返し考えていきます。その分、お客さまから「子どもと楽しい時間が過ごせました」「家族の会話が増えました」といったお声をいただくと、頑張ってよかったとやりがいを感じますね。

──  ありがとうございます。若林さんは、いかがですか?

若林さん:
肉倉さんが言ってくれたことに加えて、食を提供する事業にデザイナーとして深く関われることに魅力を感じますね。

「忙しくて献立を考える時間がない」「帰宅後に調理をするのが大変」といったお客さまのお悩みを、どのようにOisixで解決していくのか。それを企画担当者と一緒になって、デザイナーも考え、アクションに落とし込んでいく。単にビジュアルの制作に止まらないところに、デザイナーとして働く面白さを感じています。

また、日々の食卓に豊さを届けていく過程において、有名ブランドや人気シェフとのコラボレーションなど、新しい企画に関わっていけるところも面白さを感じます。

お客さまにどういう体験を提供すべきかを考えていきながら、それを自分の手で形にしていくことができる。デザインの力を駆使して、事業に深く貢献できる環境こそが、オイシックス・ラ・大地でデザイナーとして働く魅力だと思います。

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