オイシックス・ラ・大地の「挑戦」を深ぼる

若いうちからの修羅場経験が、圧倒的な成長を生む── オイシックス・ラ・大地における“成長推進”の考え方

若いうちからの修羅場経験が、圧倒的な成長を生む── オイシックス・ラ・大地における“成長推進”の考え方

「これからの食卓、これからの畑」を理念に、食にまつわるさまざまな社会課題の解決に挑むオイシックス・ラ・大地。食の未来を良くしていけるのは、自分たちしかいない。そんな責任感と気概を胸に、多岐にわたる事業に取り組んでいます。

その中で、オイシックス・ラ・大地が大切にしているのが、社員一人ひとりの挑戦心に寄り添い、意欲あるメンバーが機会を掴み取れる環境を整えることです。その先には、事業を力強く牽引できる人材を、数多く輩出していくことを目指しています。

一人ひとりの成長に本気で向き合うその姿勢には、どのような想いがあるのか。HR部門の責任者・佐貫圭佑さんに、オイシックス・ラ・大地における成長推進における考え方と、その中で重要なキーワードとなる「Syuraba(修羅場)」について話を伺いました。

(▼)こちらのインタビューは動画でご覧いただくこともできます。

どうすれば“新しい当たり前”をつくれるのか?

── オイシックス・ラ・大地では、「人材育成」ではなく、「成長推進」という言葉を大切にしているそうですね。

佐貫さん:
そうですね。会社が社員を“育てる”というような、上下の関係性を前提とした考え方はしていません。メンバー一人ひとりの「成長したい」という意思に寄り添い、そのスピードを加速させるために、会社として何ができるかを考えています。その想いのもとに、さまざまな支援制度を組み立ててきました。

中でも象徴的なのが、『ORDit(オーディット)』という成長支援制度です。これは半期ごとに、メンバーと上司が面談を行い、担当業務におけるミッションを明確にしたり、その達成に必要なスキルをすり合わせたりする制度です。半期終了後には振り返りを行い、次の半期へ向けて再び対話を重ねていきます。

ORDitは「ORD(Oisix ra Daichi) Incubation of Talent」の略で、スタートアップ企業の支援などに使われる“Incubation(インキュベーション)”という言葉をあえて用いています。メンバーが主体的に大きく育っていくことを、会社として後押しする。そんな姿勢を制度の根幹に据えているのが、当社ならではの特徴です。

──  このような根本思想のもと、HR部門としては、どのような人材を増やしていきたいと考えていますか?

佐貫さん:
現在、HR部門として戦略的に取り組んでいるのは、事業を牽引できる人材をいかに社内に増やしていくかという点です。

当社のこれまでの歩みを振り返ると、「新しい当たり前」を生み出してきた事例がいくつもあります。そして、この「新しい当たり前」をつくることこそが、社会をより良くし、同時に会社の成長にもつながると考えています。

こうした想いから、社内では「新しい当たり前」という言葉を、成長コンセプトとして掲げています。どの事業部においても、「どうすれば新しい当たり前をつくれるのか」という問いに真正面から向き合いながら、よりダイナミックに社会課題の解決に挑んでいます。

そして、この新しい当たり前を、私たちが目指すスピード感で実現していくためには、自らオーナーシップを持って事業を前に進めていける存在が不可欠です。だからこそ、事業を牽引できる人材を増やしていくことは、私たちにとって重要なミッションとなっています。

(▲)佐貫 敬史さん。HR本部 人材企画室 室長。2010年、らでぃっしゅぼーやに新卒で入社。人事部門にて、採用や若手社員向け研修などを担当。その後、らでぃっしゅぼーやの事業部門へ異動し、ECサイトやカタログの運用など、多様な業務を経験。経営統合後は再び人事部門へ。HR本部の室長として、採用から社員の成長支援まで幅広く携わっている。

修羅場に挑むことで、人は大きく成長する

──  オイシックス・ラ・大地では、メンバーの成長を支援する上で、大切にしている3つの要素があると伺いました。

佐貫さん:
はい。当社では、成長支援のフレームワークとして「Will・Skill・Syuraba(修羅場)」という3つの要素を重視しています。

まず、Willとは、ミッションに夢中になり、目標達成に向けて強い覚悟と当事者意識を持って取り組むマインドセットを指します。ただ、どれだけWillが高くても、それを実現するためのSkillがなければ、ミッションを成し遂げることはできません。Skillには、全社共通で求められるベーススキルに加え、職種ごとに必要な専門的スキルも含まれます。

そして、3つ目が、Syuraba(修羅場)です。これは、自分にとって難易度の高いミッションや未知の業務にあえてチャレンジするということ。Skillを備え、高いWillを持ったメンバーが、Syurabaに挑むことで、大きな成長が生まれると私たちは考えています。

──  成長推進のフレームワークに「Syuraba」をあえて掲げている点が、とてもユニークですよね。

佐貫さん:
そうですね。私たちがSyurabaを重視しているのは、「人がぐっと成長する瞬間」には、高いハードルに真正面から向き合っていくような場面があると考えているからです。

たとえば、スポーツでも同じです。仲間と楽しく練習したり、練習試合をしているときよりも、「これに負けたら終わりだ」というような、プレッシャーのかかる本番の試合の中でこそ、選手は一気に成長しますよね。それと同じように、ビジネスの場でも“本気の勝負の場”を経験することが、飛躍につながると感じています。

だからこそ、新卒か中途かに関係なく、「その人にとってのSyuraba」を会社として意図的に設計し、そこに挑戦できる環境をつくることを大切にしています。挑戦の積み重ねを通じて、一人ひとりが自らの力で成長を切り拓いていってほしいと願っています。

自ら手を挙げて、挑戦できる仕組みを整備

──  「Syuraba」への挑戦は、どのように生まれていくのでしょうか?

佐貫さん:
実際には、主に2つのパターンがあると考えています。ひとつは、自ら手を挙げて、Syurabaに身を投じていくパターン。もうひとつは、社内で難易度の高い課題が発生した際に、「その人に任せたい」という周囲からの推薦で、Syurabaが巡ってくるパターンです。

前者の、自らSyurabaをつかみ取るケースとして象徴的なのが、プロ野球チーム『オイシックス新潟アルビレックスBC』のプロジェクト統括責任者を務めている白石夏輝さんです。

白石さんは学生時代から内定者インターンとしてOisixに関わり、プロモーション施策や顧客体験の改善に取り組んできました。そして、新卒入社からわずか4年で、Oisix EC事業部の副本部長に就任。その後、海外事業の責任者を経て、2024年からは当社初となるプロ野球球団の運営という、まったく新しい挑戦に踏み出しています。

白石さんのキャリアについては、ORDigに掲載されたコチラの記事をご覧いただきたいのですが、まさに「自ら手を挙げて、Syurabaに挑み続けてきた人」です。社内でも過去最速レベルのスピードで等級や役職を上げていき、会社にとって欠かせない存在になっています。

──  Syurabaに自ら積極的に挑戦したい場合、その意向はどのように会社へ伝えればいいのでしょうか?

佐貫さん:
基本的には、先ほどご紹介した成長支援制度『ORDit』の枠組みの中で、意志を表明してもらうのがよいと思います。

ORDitでは半期ごとに、上司と対話をしながら、WillやSkillの観点から目標を設定するサイクルがあります。その中で、「今、自分にとって何に注力することが、個人としても、事業としてもプラスになるのか」をじっくり考え、目標をすり合わせていきます。

そのプロセスの中で、「次の半期は、こういったSyurabaに挑戦したい」といった意向も、ストレッチした目標として自然に共有することができます。こうしたサイクルを半期ごとに回すことで、挑戦したい人が、自ら手を挙げやすい仕組みとなっています。

WillとSkillの両面で、サポートの充実に注力

──  Syurabaへの挑戦となると、負荷も大きいと思いますが、サポート制度として力を入れていることはありますか?

佐貫さん:
社員のみなさんが心置きなくチャレンジに踏み出せるように、WillとSkillの両面から、さまざまなサポート制度を整えています。

まず、Willの面では、難易度の高い課題に立ち向かうからこそ、精神的にも肉体的にも負荷がかかります。そうした中で折れてしまわないように、セーフティネットのような役割を担う取り組みをいくつか行っています。

たとえば、エンゲージメントサーベイや個別面談はその一つです。定期的に、仕事の状況や心身のコンディションについてヒアリングを行い、声を拾い上げる仕組みを整えています。

また、同じように挑戦しているメンバー同士の横のつながりをつくる取り組みにも力を入れています。「一緒に戦っている仲間がいる」と感じられる関係性って、とても大きな支えになりますよね。そういった仲間意識や励まし合いの場を、制度の面からも支援しています。

一方、Skillの面では、本人や上司との対話を通じて、ミッション達成に必要なスキルを丁寧に洗い出します。その上で、必要なスキルを身につけるためのさまざまな支援メニューを用意しています。社内で内製している研修もあれば、外部企業が提供するプログラムを活用することもあり、内容の拡充にも注力しています。

修羅場に挑み、自分の可能性を試してほしい

──  成長推進の責任者である佐貫さんから見て、“オイシックス・ラ・大地らしさ”とは何だと感じますか?

佐貫さん:
まず事業の面では、「事業の規模」と「緻密さ」の両方にコミットしている点が、オイシックス・ラ・大地らしさだと感じています。

いいことを小さく丁寧に積み重ねることも素晴らしいですが、私たちはそれだけにとどまらず、いかに社会をダイナミックにより良くしていけるかを常に志向しています。より大きなインパクトを、より速く、より確実に生み出していくにはどうすればよいか。そんな問いに真正面から向き合い、挑み続けている会社だと思います。

一方で、規模を追いかけるあまり、サービスの品質を犠牲にするようなことはありません。行動規範の中に「お客さまを裏切れ」という言葉がありますが、それは期待を裏切るほどの感動を届けるという意味です。その問いに、全社で本気で向き合っているのが、オイシックス・ラ・大地の大きな特徴だと感じます。

佐貫さん:
そしてもう一つ、カルチャーの面で言えば、目的に向かってベクトルをぶらさず、愚直に進み続ける姿勢が根づいている会社だと思います。

「お客さまにとって一番うれしいことは何か?」というシンプルな問いを、すべての意思決定の軸に据えている。「自分がどうしたいか」ではなく、「お客さまにとって、どうあるべきか」を常に考える。その考え方が全ての意思決定の土台にあります。だからこそ、そういった価値観に共感できる人にとっては、非常にやりがいのある環境だと思います。

実際、ここ数年では、一度退職したメンバーが再び戻ってくるケースも増えています。他社を経験したうえで、「やっぱりオイシックス・ラ・大地の働き方が自分に合っていた」と感じ、戻ってきてくれる。そういう風に思ってもらえる“文化の根っこ”が、この会社らしさを物語っているように思います。

──  ありがとうございます。最後に、オイシックス・ラ・大地で働くことに興味を持っている方へ、メッセージをお願いできますか?

佐貫さん:
そうですね。私自身を振り返っても、若い頃から本当にたくさんの修羅場を経験させてもらい、そのひとつひとつが、確かな成長につながってきたという実感があります。だからこそ、長いキャリアを見据えたときに、オイシックス・ラ・大地で働く皆さんにも、そうした経験を大切にしてほしいと思っています。

「修羅場を通して、人は大きく成長する」という考えに共感し、「自分も修羅場に挑んで、大きく成長していきたい」と感じていただけた方には、ぜひ当社に加わっていただきたいです。きっと、退屈とは無縁の、濃密なキャリアを歩んでいけるはずです。

お話ししたように、オイシックス・ラ・大地では「新しい当たり前」を成長コンセプトに掲げ、新たなサービスや事業が次々と生まれ続けています。解決すべき社会課題は、まだまだ山積みです。正直、人手が足りていません。

だからこそ、「事業を自らの手で動かしたい」「新しい当たり前を自分の手でつくりたい」といった野心を持った方にこそ、加わっていただきたいです。挑戦のフィールドは広く、手を挙げればチャンスが巡ってくる環境があります。ぜひ、オイシックス・ラ・大地という舞台で、自分の可能性を試してみてください。

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