RECRUITMENT

TOP MESSAGE トップメッセージ

人生における最大のリスクは、
何も夢中にならないまま人生が終わること

代表取締役社長 髙島 宏平

代表取締役社長 髙島 宏平 代表取締役社長 髙島 宏平

根っこにある想いは、人の役に立つ自分が好き

2000年6月、十数名の仲間とともに、有機野菜などの安心安全な食品をインターネットで販売する『オイシックス』を創業しました。全員が20代独身男性で、グルメな人もいなければ、自分で料理する人すらいません。ですが、このチームで世界を変えてみたいと、本気で思っていました。

実は、はじめから野菜の宅配業をやりたかったわけではありません。原点にある想いは「インターネットを使って、社会を良くするビジネスを自分たちでつくる」です。当時普及しはじめたばかりのインターネットは間違いなく社会を変えていくだろうと確信し、インターネットを活用したビジネスの可能性を探るため、私は学生時代にベンチャーを立ち上げました。『オイシックス』を創業した時のメンバーのほとんどは、その時からの仲間たちです。

私たちの考える成功とは、自分たちの力で、世の中が良くなる唯一無二のインパクトを与えるビジネスを実現すること。そして、インターネットで何をやっていこうかと考えたときに、自分たちの根っこにあるものは「人の役に立ちたい」という想いだと気づきました。こう言うと、なんだか「いい人たちの集団」のように聞こえますが、正確に言うと「人の役に立っている自分が好き」ということに気がついたわけです。

代表取締役社長 髙島 宏平

まだ誰も成功していない事実に興奮を覚えた

インターネットを使って人の役に立つビジネスをするなら何がいいかを考えるなかで、食という答えにたどり着きました。当時は「食の安全」が今ほど強く叫ばれているわけではありませんでしたが、消費者である私たちは農薬や添加物に漠然とした不安を抱きながらも、便利だからという理由で、誰が作ったものなのかもよく分からない食べ物を口にしていました。

確かに、日本には安くて美味しい食べ物が溢れているけれど、自分たちの食べているものは本当に安全なのだろうか。実際、スーパーマーケットなどで食品の裏側に表示されている原材料をチェックする人の姿をよく見かけます。でも、そこには多くの原材料名が並んでいて、読んでもよくわからない。これだけモノを手に入れることが便利になったのに、手に入れるものが安全かどうかわからない社会を「幸せ」とは呼べません。

また、食に関する様々なビジネスモデルを調べてみると、食品のインターネット販売だけは、ネット先進国であるアメリカでも失敗例ばかりであることがわかりました。この事実は、私たちの野心に火をつけました。まだ誰も成功していない。成功したら世界初。こうして、私たちは「インターネットを通じて、安心安全な食品を届ける」を起点に事業をスタートさせました。

降りかかる問題は選べないが、問題を解く態度は選べる

とはいえ、ベンチャー経営の毎日は、まるで喜怒哀楽のジェットコースターのようなものです。急降下をくだり、胸をなでおろしたとたん、新しいカーブがやってきます。しかも、どれも経験したことのないような急降下やカーブばかり。そして、それがマラソンのように続きます。創業から20年以上経った今でも、私たちはジェットコースターマラソンの最中です。それでも、夢中になって毎日チャレンジをし続けています。

私はよく、「降りかかる問題は選べないが、問題を解く態度は選べる」と言います。起業して道なき道を進むことを選んだのだから、トラブルやピンチが降りかかってくるのは当たり前。どうせ険しい道を進まなければいけないのなら、文句を言いながら進むのではなく、「よし!また新しい坂が来た」と思えるかどうか。そう覚悟が決まると、どんな困難がやってきても、気持ちの上で負けることはなくなりました。

私たちは「食の社会課題をビジネスの手法で解決する」という終わりのない山を登っているので、山頂は見えません。でも、登りたいと思える坂があると目の前のことに夢中になれます。私は人生において、夢中になっている時間を限界まで上げられたら自分の人生は成功ではないかと考えています。最近では、純粋に登ること、つまり坂自体が好きなのではないかとすら思うようになりました。

代表取締役社長 髙島 宏平

食のこれからをつくる、私たちの責任感と可能性

今、社会全体の食への意識が大きく変わろうとしている時代の転換点に私たちは立っています。フードロス・新型栄養失調・孤食の増加など、食の課題は多様化し、尽きることがありません。同時に、健康の分野では「治療から予防へ」という考えが広まり、食習慣の改善によって健康寿命を伸ばそうとする動きが進むなか、テクノロジーを活用した変革が求められています。

そうした激動の時代において、オイシックス・ラ・大地は、食の世界における変革をリードする存在となるポテンシャルを秘めていると感じています。食のベンチャーとして、食の未来を良くしていける存在があるとしたら自分たちしかいない。自分たちが成し遂げるか、大した未来にならないか。それくらいの責任感と気概をもって、日々、取り組んでいます。

私たちにとって、事業や会社が成長することは、社会がより良くなることを意味しています。後ろめたい売上を1円もつくらない。会社や事業が大きくなったら、その分だけ社会が良くなったと信じられる。そういうビジネス展開をしているからこそ、夢中になりやすいし、憂いなくチャレンジに突っ込んでいけると感じています。

あなたが夢中になれるものは何ですか?

最近では「現在は正解がない時代」とよく語られることがありますが、私はそうは捉えてはいません。むしろ「正解がたくさんある時代」だと思っています。むしろ正解になり得る選択肢が多すぎて、どんなに合理的に考えてもひとつに絞れず、選択肢の豊富さに頭を抱えている人が多いのではないでしょうか。

選択肢が複数ある時は、「自分らしさ」と向き合うことが極めて重要です。というのも、正解になりそうな選択肢がいくつもある時は、「正解にしたい」というモチベーションが強く湧き、「正解にしてやる」というエネルギーが最も出る選択肢を見つけることが大事だからです。それは、突き詰めれば「自分らしさ」と向き合うことに収れんされます。

自分らしさが何かが分からない人は、これまでの人生を振り返り、自分が何に夢中になっていたかを思い出し、そのエッセンスを抽出してみてください。そして、そのエッセンスと触れ合う機会をより多く得られるような働き方を考えてみてください。もしオイシックス・ラ・大地で挑戦することが、自分の人生における夢中の時間を増やすことに繋がると感じられたのなら、是非、当社の採用に応募してほしいと思います。

人生における最大のリスクとは、何も夢中にならないまま人生が終わることではないでしょうか。企業理念である「これからの食卓、これからの畑」のもと、一緒に夢中になってくれる人を、私たちは探しています。

代表取締役社長 髙島 宏平 代表取締役社長 髙島 宏平